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今ごろのパリ

2011年秋                                                吉田 進

 

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 外国に住んでいるため、どうしても日頃ご無沙汰しがちです。そこで僕の近況報告も兼ねて、パ 

 リの話題をお伝えしたいと思います。

《蛍の光》の歌詞に見る日本人の死生観

 地震・津波・放射能汚染といった大惨事に対する日本人の態度が、極めて沈着であり人間の尊 

 厳を感じさせる、とフランス人は賞讃を惜しみませんでしたが、それが何に由来するかを理解し 

 ているフランス人は、殆ど居ません。言うまでもなく、彼我の自然観・死生観の違いによるもので、

 これは永年の滞仏生活の様々な場面で、僕が経験して来たことでした。たとえば、《蛍の光》の歌

 詞の違いを日仏で比べてみると、「別れ」というものに対する感性の差が明らかになります(《蛍の 

 光》を純日本製の歌だと思われている方も居るかも知れませんが、原曲《遠き昔》の旋律はスコッ

 トランド古謡であり、原詩はロバート・バーンズがフリーメイソンの集会のために作ったものである

 らしいことは、拙著『フリーメイソンと大音楽家たち』〔国書刊行会〕で述べました)。日本語版(作 

 詞者未詳)は「いつしか年も、すぎの戸を、明けてぞ けさは、別れゆく」と、決然としているとまで

 は言えないにしても、別れに対する覚悟は感じられます。ところがフランス語の方は(《別れの歌》、

 スヴァン神父作詞)、「望みなしに別れなければならないのだろうか?戻って来るという望みなし

 に?いつか再会するという望みなしに?兄弟たちよ、これは一時の別れにしか過ぎないのだ」と、

 敢えて言えば「往生際の悪い」心情が発露しています。彼らは別れというものを、受け入れられな

 いのです。ましてや死という決定的な別れを、生と峻別した絶対的にネガティヴなものとして捉え

 る、西洋の二元論の現われが、ここにはっきりと見て取れます。

《エクアーレ~黙禱~》、東京で初演

 東日本大震災の被災者の方々に捧げた《エクアーレ~黙禱~》~3本のトロンボーンのための、

 が去る6月3日、中渋谷教会にてコンテンポラリー・スライダー・ユニットの皆さんの演奏で、初演

 されました(「祈りから光へ」チャリティー・マラソン・コンサート実行委員会主催)。お蔭様で折り良

 く一時帰国中の僕は、誠に感動的な瞬間に立ち会うことが出来ました。初演の実現にご協力頂

 いた方々、並びにご来場頂いた皆様に、厚くお礼申し上げます。

ヴァイオリン協奏曲《四季》試演

 7月10日に、フランス中部のユゼルシュ村で開かれた「第4回夏期オーケストラ・アカデミー」の

 ファイナル・コンサートで、ヴァイオリン協奏曲《四季》(フランス政府委嘱作)の試演が行なわれま

 した。アカデミーに参加した生徒たちによる「試演」とは言え、コンセルヴァトワール級の学生たち

 にプロの演奏家が加わった弦楽オーケストラが、拙作の献呈者アミ・フラメールのヴァイオリン独

 奏を、見事に支えた演奏となりました(ジェローム・ドゥヴォー指揮)。各楽章は蕪村の俳句を素材

 にしていますが、第1楽章「春の海終日のたりのたり哉」と、第2楽章「さみだれや大河を前に家

 二軒」の、同じ水を主題にしながら、穏やかな自然と、畏怖すべき自然の異なる様相に、改めて

 気が付かざるを得ません。フランス人から、「春の海を愛でるという習慣はフランスにはない」と指

 摘され、僕は唖然としました。自然に対する態度が、彼我ではこれほど違うのです。

能オペラ《隅田川》をシンポジウムで紹介

 9月1日から3日まで、ベルギーのルーヴァン大学で、「文献学と舞台芸術」と題するシンポジウム

 が開かれ、フランスの気鋭の音楽学者パスカル・テリアン氏(パリ国立音楽院教授)が、「《隅田

 川》~能からオペラへ」と題する研究発表を行ないました。このシンポジウムは、オペラを主とする

 舞台芸術作品が、実際にどのようにして作られたかを問うもので、ヨーロッパとアメリカから、多く

 の研究者が参加しました。18世紀オペラが中心のシンポジウムで、テリアン氏が拙作を「21世紀

 の主要なオペラのひとつ」と位置付け、15世紀に観世元雅によって書かれた謡曲が、どのように

 して現代オペラになったか、台本と音楽の創造過程を具体的に提示してくれたのは、身に余る

 光栄です。

《祈り》が現代音楽祭「ミュージカ」で演奏

 バグパイプ独奏のために作曲され、去る4月の初演以来、再演が続いている《祈り》が、9月25日

 にヨーロッパ最大の現代音楽祭「ミュージカ」(仏ストラスブール市)で演奏されました。バグパイ

 プという伝統楽器が、著名な現代音楽のコンサートに登場したのは、恐らく初めてでしょう。進取

 の気性に富んだバグパイプ奏者、エルワン・ケラヴェックが、自己の楽器の新しい音楽表現を開

 拓しようと、僕を含む8人の作曲家に委嘱したことが、注目を集めたのです。このようにして、音楽

 史の新しいページは、確実に綴られて行きます。

新作《恋する女》作曲中

 フランス国営放送局から、ソプラノと8人の奏者のための新作を委嘱されたのを機会に、以前か

 らの夢であった、《恋する女~小野小町の和歌による~》に取り組んでいます。「古今集」に収め

 られた小町の和歌を幾つか選び、順序を並び替えて、恋の誕生から終焉までを描きます。僕は

 今まで俳句は度々題材にして来ましたが(芭蕉、一茶、蕪村、虚子)、和歌は能オペラ《隅田川》

 に出て来る在原業平の、「名にし負はばいざ言問はん都鳥わが思ふ人はありやなしやと」を除け

 ば初めてとなり、三十一文字の面白さに夢中になっています。絶世の美女・小野小町は、これま

 でにも《あやめとされこうべ》、《卒都婆小町》で取り上げて来たものの、前者は髑髏、後者は百歳

 の姥の姿でしたから、これでやっと美貌の彼女に逢うことが出来ました。本作は来年5月に、フラ

 ンス国立管弦楽団のメンバーによって初演されることになっています。

朝日カルチャーセンター連続講座「フリーメイソンと大音楽家たち」

 毎年暮になると日本の津々浦々で響き渡る、ベートーヴェン作曲の《交響曲第九番》。その終楽

 章の「歓喜に寄す」の詩は、ゲーテと並ぶドイツの大詩人シラーが、フリーメイソンの集会のため

 に書いたものでした。では、あの歌のどこがメイソン的なのでしょうか。一体、ベートーヴェンはフ

 リーメイソンだったのでしょうか。実際に作品を調べながら、これまで知られることのなかった《第

 九》に秘められた意味を、探ってみたいと思います。

     第8回「《第九》とフリーメイソン」 2011年11月3日(木・祝) 13:30

     問合せ・申込み 03-3344-1945

武藤記念講座「エディット・ピアフ物語」

 シャンソンの女王、エディット・ピアフは、波瀾万丈の生涯を送った人でした。貧困、失明、未婚

 の母、殺人嫌疑、麻薬、事故・・・。恋多き女性でもあり、モンタンやムスタキを、世に送り出しまし

 た。そして私生活と切り離せない、名曲の数々。《愛の讃歌》・《バラ色の人生》・・・。音と映像を

 ふんだんに用いて、ピアフの生涯を辿ります。 

     大阪:武藤記念ホール 2011年11月19日(土) 13:30
 
  問合せ 06-6941-2433

放送大学特別講義放送予定

     「ラ・マルセイエーズ物語~フランスの文化と歴史~」

      ・2月5日(日) 19:00  ・3月30日(金) 13:45

     「シャンソンの女王~エディット・ピアフ物語~」

      ・12月31日(土) 12:00  ・3月7日(水) 19:00  ・3月31日(土) 13:45

 FM : 77.1MHzまたは78.8MHz (関東地方の一部)

 BSデジタル放送: 531チャンネル(全国)

 一時帰国中の講演予定

 Photo


朝日カルチャーセンター(新宿):「《第九》とフリーメイソン」11月3日(木・祝)

 名古屋音楽大学:「パリからの演歌熱愛書簡」11月4日(金)
 武藤記念講座(大阪):「エディット・ピアフ物語」11月19日(土)

10月30日より11月27日まで、一時帰国しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

     日本に於ける連絡先 Tel. 080-5049-3313 E-Mail: susumusic@infoseek.jp 

     ホームページ http://www.creaters-index.com/composer/syoshida/5555/

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霊南坂教会バザー

2011年10月22日(土)
                               

                                天候が悪い中、1000人以上の方が来場致しました。

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                      栄村からお届けします
                               
                                Photo_4
                      日本一のお米と野菜をお届けします。
                      楽しみにして下さい。

               
                   
               
                           霊南坂スカウトクラブで販売いたします
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
                              

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2011年度ボーイスカウト研修会のお知らせ

2011年度ボーイスカウト研修会のお知らせ

                講 師 杉 原   正

                団委員長、日本連盟・中央青少年団体連絡協議会顧問


             これからのスカウティングを考える(仮題)
               

                           ~ グローバル化する社会にあって~
               
                2011年11月19日(土) 午後5時~7時
                会場 霊南坂教会 1階ホール

               
                9月11日、ニューヨークを中心とした「同時多発テロ」から10年が経ちましたが、
                今も世界各地でテロ行為が頻発し、多くの人命が失われています。
                報復の連鎖がテロの終息に結びつかなく無差別殺人が毎日のように繰り返されています。
                その要因として人種、宗教、信条、貧困、差別、無教育などが挙げられていますが
                その根底には、広い意味での異文化を理解しない、受け入れないという体質や姿勢が
                私たち一人ひとりの人間の中にあるのではないかと考えます。
                グローバル化する社会にあって、これからのスカウティングを考える。
               
               
                出席されます方は10月31日までに所属団名、ご芳名、E-mail又はFAXにて
                ご返信下さいますようお願い申し上げます。
               
                返信先 E-mail:  kfhm@cts.ne.jp  FAX 03-3783-2795   大槻敬太郎  

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港区民祭り

港区民祭り



  

  

  

  

  

  

  

  

小崎公平さんが写真をアップしました。

写真はフェスブックに登録していない方でも閲覧できます。

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カブ隊進級・入隊式 ボーイ隊入隊式

カブ隊進級・入隊式 ボーイ隊入隊式
















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ボーイスカウト東京港1団育成会だより14

ボーイスカウト東京港1団育成会だより14

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