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パリからの便り2011年5月

霊南坂スカウトクラブメンバーの皆様

☆東日本大震災被災者に捧ぐ《エクアーレ〜黙祷〜》完成

母国を遠く離れて暮す日本人にとって、今回の震災は恐ろしい衝撃でした。
普段から何かにつけ母国を想うことの多い在留邦人には、正に打ちの めさ れるような出来事だったのです。

3月11日以来、苦しくて仕方がない。僕は自分のこと、愛する人々のことで悩むことはあっても、
まさか日本という 国そのものの置かれた状況について苦悩する日々が訪れるとは、夢にも想っていませんでした。
苦しい、苦しい。この苦しみを乗り越えるには、苦 しみ そのものを自ら表現する以外に道はないと気付き、
4月11日以来、被災者に捧げる作品に取り組み、このほど完成しました。

Imagescabiy1vj 《エクアーレ〜黙 祷〜》〜3本のトロンボーンのための、がそれです。
「エクアーレ」とは「同声」という意味で、同じ楽器のために書かれた作品のことです。
トロンボーンのためのエクアーレは、19世紀のオース トリ アで葬儀の際に演奏されました。
ベートーヴェンは、4本のトロンボーン用の《エクアーレ》を作曲しています。
僕の「エクアーレ(同声)」には、 「祖国の危機に際して、皆が声をひとつに合わせる」という意味も込められています。
約3分の「小品」ですが、内容は限りなく重い。「1分間の 黙祷 を捧げる」のと同じように、
音楽による黙祷、というのが僕の作曲意図です。

トロンボーン3本ですから、吹奏楽アンサンブル、あるいはオーケストラの
トロンボーン・パートが演奏出来ると思います。コンサートの曲目に 載せ ることはもとより、
演奏会などの冒頭に、「音楽の黙祷」として奏されれば、大変嬉しく思います。

プロか高度のアマチュアの技術を必要とし、指揮者 が加わることも充分可能です。
演奏をご希望の方があれば、楽譜をお送りさせて頂きますので、どうかお申し出下さい。

本件の「真 実の経緯」をお伝えしたいと思います。

今メールをチェックし、澤田くんからのこのメールと、旧知のトランペット奏者・曽我部清典さんからのメールを読み、大変喜ぶ。

Imagescabiy1vj 《エクアーレ~黙祷~》~3本のトロンボーンのための、の作曲を終えたのが4月28日で、この時点では僕は27日付の澤田君からのチャリティーコ ンサートのHPを開いていませんでした。

Imagescajusrrm

翌29日にHPを見たら、6月3日のコンサートに旧知の曽我部さんの名前を発見し、「あ、これは行かなくちゃあ」と手帳にメモしながら、
「あれ、 トロンボーン4本も出演するんだ」と思っていたのです。

翌30日、いつもニュースレターをグループ送信させて頂いている200人近い方々に、
「《エクアーレ》完成」をお知らせしたら、ものの30 分も経たぬうちに曽我部さんから、
「実は6月3日にチャリティーコンサートをやるので、演奏を検討したい」と返事が届いたので、
「これは天命じゃ ああるまいか?」と思い始めたわけです。

それから「実は僕は、そうは見えないと思うが、これでも霊南坂スカウトの端くれで・・・」と、
曽我部さんとメールのやり取りが始まり、その結果こ のように本人が知らぬ間に演奏が決定してしまったのです(笑)。

お蔭様で東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団からも、「是非演奏したい」と連絡がありました。

3日は勿論出席させて頂くつもりでおりますが、でも本当のところ、たった3分の小品ですから、聴かれてがっかりなさるかも知れません。
その場合は、どうかご容赦下さい。

《エクアーレ~黙祷~》の作曲には、実はもう一人の霊南坂スカウト、河内潔君が大きな役割を果たしています。
彼が3月27日付のメールで、 「吹奏楽曲で、被災した人たちを元気付けたらどうだ」と書いて来たのを読んだ時、僕の頭に突如としてトロンボーンの音が鳴り響いたのでした。

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